玉川大の松元健二准教授やドイツ・ミュンヘン大の村山航研究員らが行った実験の成果によると、好きなことをやる時でも、お金を稼ぐことが目的になると脳の活動が低下すると言う。
つまり、報酬を受ける目的に従って、意欲が減っていくことが証明されました。
たとえば、子供にテストの結果によって、小遣いを上げるなどの、報酬を約束した場合、そこに「やらされている」という感覚が生じてしまうそうです。じっさいに良い成績を収めているうちはいいのですが、目標に届かなくて、小遣いをもらえなかった時、一気に意欲が低下すると言うことです。報酬でモティベーションは上がりますが、そこに「やらされている」というプレッシャーがあるので、その反動が必ず、返って来るわけです。
確かに減給された人は意欲が相当、低下するでしょうね。だから、報酬、お金がらみの動機は意欲低下を招きます。
一番の理想は、勉強やボランティアをやっている子供に、思いがけない褒美を与えた時に、脳には良いのだそうです。まるで福音みたいですね。
受ける資格のない者が、受ける、この生き方こそ、物事に意欲が湧いて、幸せになる道です。