教会史

プロスタントに属する、私たちの信仰のルーツは16世紀の宗教改革と言えますが、その時に活躍したルター、カルバンは当時の教会が失われた信仰義認、恵みによる救いを教え、聖書の真理に焦点をふたたび当てました。その宗教改革者たちが、このような信仰の復興を成し得たのは、古代教父の記した古典に帰ったために起こったことでもあります。そして、最も影響を受けた教父がアウグスティヌスです。宗教改革者が訴えた聖書の真理は、実はアウグスティヌスが教えたことの焼き直しであることがわかります。アウグスティヌスを知ることは、私たちの信仰のルーツを知ることだと言えます。そして、アウグスティヌスが単に知的な神学者として真理を知りえたのではなく、彼の歩んだ人生を通して、神様より受けた啓示であることがわかります。今回は最大の教父であり、「恩寵博士」と呼ばれるアウグスティヌスを分かち合いたいと思います。

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